我が家は私の両親と私、
私の息子の4人暮らしをしていました。
生活費は両親は年金から、
私は遺族年金全額を折半して出し合っての生活でした。
両親がいると、
両親と私とで協力して家事をすることになります。
両親ともに高齢なので、
無理しなくていいと言ってもどうしても家事の手伝いをしてしまいます。
その両親が2~3年前から、
老人向けのケアハウスに入居したいと言い出しました。
私は無職で、
遺族年金しか収入がありませんでした。
もし両親がいなくなれれば、
生活費が見事に半減する訳です。
障害もあるため一人で家事全般をするのは辛く、
それもあって両親に家にいて欲しいと引き止めていました。
今年の3月ごろ、
両親は改めてケアハウスを検討したいと申し出てきました。
年々弱ってきて、
残りの人生をゆっくり過ごしたいと希望していました。
確かに年毎に両親は一層老いていきます。
それに家にいると、
性格上家の事をしてしまいます。
これ以上は引き止められないと判断して、
私は応諾しました。
とはいえ、
今後生活費は半分になります。
計算して予算をたてると、
月に3~5万円もの赤字になりました。
たまたま私がパートに出るようになっていましたが、
その収入を加味してもその赤字です。
その上遺族年金が、
息子が18歳の4月を迎えるため、
息子分が減額されるのでした。
万事休すと思い役所に相談にいきましたが、
母子家庭への支援は、
子供が18歳になるまでです。
他に方法がわからず生活保護の説明を受けにいきました。
しかし我が家は持ち家だし、
教育費と私の老後資金用に貯蓄があるため、
生活保護は受けられないとのことでした。
貯蓄を取り崩せば問題解決しそうですが、
収入が十分でないので、
それは絶対やりたくありません。
困っていると担当の方が社会福祉協議会を教えて下さいました。
貸付を含む生活のやり繰りの相談に応じるところだそうです。
そこで、
これまでの生活費とこれからの予想生活費とを割り出して、
相談にのってもらいました。
結果として、
返済の目処がないので貸付は考えないこと。
生活費の予想を見る限り、
しっかり考えていること。
普通相談に来る人は、
生活費が本当に
どうしようもなくなっていることが多い。
それに比べると貯蓄がそれなりにあること。
等々を説明され、
「これだけしっかえり考えて実行されているのですから、
あなたなら大丈夫です。
やっていけますよ。」
と言われました。
ほめられたので気を良くして帰りましたが、
はたと気づいたのは、
結局生活費の赤字分についての意見はもらえなかったということです。
どうやらなんとかして赤字を出さずに生活するしかありません。
とりあえず、
現在は実際にかかる生活費をチェックしながら、
びくびくしながら毎日を過ごしているところです。