時々、学生時代のお金がなかったころを思い出します。親からの仕送りでアパートの家賃は支払えましたが、余分なお金は一切ありませんでした。アルバイトをやって月に数万円を稼ぎ、そのお金から食費や遊興費、衣類代を捻出しました。
毎日の生活がカツカツでしたが、不思議と苦に思ったことは無く、お金がないのをどうやって凌ぐか考えるのが楽しかったです。アルバイト先の店長さんに食事をごちそうになったり、大家さんに畑でとれた野菜をもらったり、学食のおばちゃんと仲良くなっておかずを増やしてもらったり…お金がなかったのをコミュニケーション力でカバーした感じです。
世の中、いい人たちばかりです。困っている人がいたら助けたくなってしまうのです。素直に現状を相談して上手に甘えることができれば、周りの人がドンドン助けてくれます。それは社会に出てからも同じでした。今月はピンチなんですよ、と上司に話せばランチや夕食をごちそうしてくれましたし。
日頃から他人と誠意をもってコミュニケーションを取り信頼関係を築いていれば、お金がなくて困っても誰かが手を差し伸べてくれます。